【2026年最新版】小規模事業者持続化補助金の採択率はどのくらい?採択率を上げるための戦略について。

小規模事業者持続化補助金の申請を検討するうえで「採択率はどの程度なのか」は気になるところです。
今回の記事では小規模事業者持続化補助金の、過去の採択率データについてまとめます。
また採択率を高めるため戦略についても解説します。
小規模事業者持続化補助金の申請を検討している人の参考になれば幸いです。
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小規模事業者持続化補助金とは?
小規模事業者持続化補助金(以下、持続化補助金)は、小規模事業者が販路開拓や業務効率化に取り組む費用の一部を国が補助する制度です。商工会・商工会議所と連携して経営計画を作成し、それに基づいた取り組みを実施することが条件となります。
新しいお店や商品・サービスを宣伝したい方、新商品・サービスを開発したい方、売上拡大のための設備を導入したい方など、販路を広げたい事業者におすすめの補助金です。
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小規模事業者持続化補助金の採択率は40~50%で推移している
現在実施されている小規模事業者持続化補助金【一般型】の過去の申請状況と採択率は以下の通りです。
| 公募回 | 締切 | 採択発表日 | 申請件数 | 採択件数 | 採択率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2020年3月31日 | 2020年5月22日 | 8,044 | 7,308 | 90.9% | |
| 第2回 | 2020年6月5日 | 2020年8月7日 | 19,154 | 12,478 | 65.1% | |
| 第3回 | 2020年10月2日 | 2021年1月22日 | 13,642 | 7,040 | 51.6% | |
| 第4回 | 2021年2月5日 | 2021年4月28日 | 16,126 | 7,128 | 44.2% | |
| 第5回 | 2021年6月4日 | 2021年8月31日 | 12,738 | 6,869 | 53.9% | |
| 第6回 | 2021年10月1日 | 2021年12月22日 | 9,914 | 6,846 | 69.1% | |
| 第7回 | 2022年2月4日 | 2022年4月27日 | 9,339 | 6,517 | 69.8% | |
| 第8回 | 2022年6月3日 | 2022年8月31日 | 11,279 | 7,098 | 62.9% | |
| 第9回 | 2022年9月20日 | 2022年11月25日 | 11,467 | 7,344 | 64.0% | |
| 第10回 | 2022年12月9日 | 2023年2月6日 | 9,844 | 6,248 | 63.5% | |
| 第11回 | 2023年2月20日 | 2023年4月27日 | 11,030 | 6,498 | 58.9% | |
| 第12回 | 2023年6月1日 | 2023年8月23日 | 13,373 | 7,438 | 55.6% | |
| 第13回 | 2023年9月7日 | 2023年11月27日 | 15,308 | 8,729 | 57.0% | |
| 第14回 | 2023年12月12日 | 2024年3月4日 | 13,597 | 8,497 | 62.5% | |
| 第15回 | 2024年3月14日 | 2024年6月5日 | 13,336 | 5,580 | 41.8% | |
| 第16回 | 2024年5月27日 | 2024年8月8日 | 7,371 | 2,741 | 37.2% | |
| 第17回 | 2025年6月13日 | 2025年9月26日 | 27,248 | 13,401 | 49.2% | 一般型51.1%・創業型37.9% |
| 第18回 | 2025年11月28日 | 2026年3月26日 | 17,318 | 8,330 | 48.1% | 一般型47.5%・創業型38.1% |
小規模事業者持続化補助金〈一般型〉の採択率は、制度開始当初は50〜60%前後で推移していましたが、 2024年の第15回以降は40%前後に低下しています。直近の第18回では48.1%(一般型47.5%・ 創業型38.1%)となっており、申請者の約半数が採択されていない状況です。
小規模事業者持続化補助金の採択率を高める戦略とは
小規模事業者持続化補助金の採択率を高めるための戦略についてまとめます。
事業内容が補助金の目的と一致していることを示す
小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金、事業再構築補助金、自治体が実施する補助金など、それぞれの補助金には固有の目的があります。
申請する補助金の目的と自社の事業内容が一致していることを事業計画書にて示すことが重要になります。
小規模事業者持続化補助金の公募要領には以下の内容が記載されています。
事業概要
小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更等に対応するために取り組む販路開拓等の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的とします。本補助金事業は、持続的な経営に向けた経営計画に基づく、販路開拓等の取組や、その取組と併せて行う業務効率化(生産性向上)の取組を支援するため、それに要する経費の一部を補助するものです。
引用:商工会議所地区 小規模事業者持続化補助金事務局「第17回公募 公募要領」

小規模事業者持続化補助金は、小規模事業者が持続的な発展のために行う、販路開拓や業務効率化を支援する補助金です。事業計画書では、自社の取り組みがこの補助金の目的と合致することを主張していくことが大事になります。
審査項目を漏れなく事業計画書に入れ込む
採択率を高めるためには、公募要領で示されている審査項目に可能な限り答えることが重要になります。
公募要領では書面審査項目として以下の内容が記載されています。
書面審査
①自社の経営状況分析の妥当性
引用:商工会議所地区 小規模事業者持続化補助金事務局「第20回公募 公募要領」
・自社の経営状況を適切に把握し、自社の製品・サービスや自社の強みや弱みも適切に把握しているか。
②経営方針・目標と今後のプランの適切性
・経営方針・目標と今後のプランは、自社の強みや弱みを踏まえているか。
・経営方針・目標と今後のプランは、対象とする市場(商圏)や顧客ニーズを捉えたものとなっているか。
・経営方針・目標と今後のプランは、売上高・売上総利益の増加を目指すものとなっているか。
③補助事業計画の有効性
・補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか。
・販路開拓を目指すものとして、補助事業計画は、経営計画の今後の方針・目標を達成するために必要かつ有効なものか。
・補助事業計画には、技術やノウハウ、アイディアに基づき、ターゲットとする顧客や市場にとって、新たな価値を生み出す商品、サービス、又はそれらの提供方法を有する取組等が見られるか。
・補助事業計画には、デジタル技術を有効的に活用する取組が見られるか。
④積算の透明・適切性
○補助事業計画に合致した事業実施に必要なものとなっているか。
○事業費の計上・積算が正確・明確で、真に必要な金額が計上されているか。
上記の審査項目に、可能な限り漏れなく答える事業計画書を作成することが必要です。

あらかじめ書面審査項目を漏れなく盛り込んだ、事業計画書の見出しから作成するのがお勧めです。
文章だけではなく表やイラストなどを入れて読みやすい内容にすることも大事です。
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加点審査項目を活用する
小規模事業者持続化補助金には、加点審査の対象となる項目が設定されています。
活用できる加点審査項目がある場合は、忘れずに選択することが非常に重要となります。
小規模事業者持続化補助金においては、【重点政策加点】、【政策加点】からそれぞれ1種類、合計2種類まで選択することが可能です。
【重点政策加点】
①赤字賃上げ加点
賃金引上げ特例に申請する事業者のうち、赤字である事業者が対象
②事業環境変化加点
ウクライナ情勢や原油価格、LP ガス価格等の高騰による影響を受けている事業者が対象
③東日本大震災加点
東京電力福島第一原子力発電所の影響を受け、引き続き厳しい事業環境下にある事業者が対象
④くるみん・えるぼし加点
次世代育成支援対策推進法(次世代法)に基づく「くるみん認定」を受けている事業者、もしくは女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)に基づく「えるぼし認定」を受けている事業者が対象
⑤健康経営優良法人加点
「健康経営優良法人」の認定を受けている事業者が対象。GビズIDの登録情報と認定情報をもとに自動判定される
【政策加点】
①賃金引上げ加点
従業員1人あたり給与支給総額を年平均2.0%以上増加させる事業者が対象
②地方創生型加点
「地域資源型」もしくは「地域コミュニティ型」の類型に即した事業計画書を策定している事業者が対象
③経営力向上計画加点
各受付締切回の基準日までに、中小企業等経営強化法に基づく「経営力向上計画」の認定を受けている事業者が対象
④事業承継加点
各受付締切回の基準日時点の代表者の年齢が満60歳以上の事業者で、かつ、後継者候補が補助事業を中心になって行う場合が対象
⑤過疎地域加点
過疎地域という極めて厳しい経営環境の中で販路開拓等に取り組む事業者が対象
⑥一般事業主行動計画策定加点
従業員 100 人以下の事業者で「女性の活躍推進企業データベース」に女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画を公表している事業者、もしくは従業員100 人以下の事業者で「両立支援のひろば」に次世代法に基づく一般事業主行動計画を公表している事業者が対象
⑦後継者支援加点
将来的に事業承継を行う予定があり「アトツギ甲子園」のファイナリスト等になった事業者が対象
⑧小規模事業者卒業加点
補助事業期間中に従業員を増やし、小規模事業者として定義する従業員の枠を超え事業規模を拡大する事業者が対象
⑨事業継続力強化計画策定加点
「事業継続力強化計画」または「連携事業継続力強化計画」の認定を受けており、実施期間が終了していない認定事業者が対象
⑩令和6 年能登半島地震等に伴う加点
令和6年能登半島地震等に起因して、売上減少の間接的な被害を受けた事業者が対象
⑪地域別最低賃金引上げ加点
直近の最低賃金改定前に、改定後の水準以下で雇用していた従業員がいる事業者が対象
上記審査加点項目は「小規模事業者持続化補助金〈一般型・通常枠〉第20回公募」における 公募要領記載の内容です。
詳細は補助金事務局ホームページの公募要領をご確認ください。

加点審査項目は忘れずに選択することが大事です。採択不採択の別れ道になる場合がありますよ。
まとめ
今回の記事では、小規模事業者持続化補助金の採択率についてまとめました。
【小規模事業者持続化補助金【一般型】の採択率】
制度開始当初は50〜60%前後で推移。2024年以降は40%前後に低下しており、 直近の第18回は48.1%(一般型47.5%・創業型38.1%)。
【小規模事業差や持続化補助金の採択率を高める戦略】
①事業内容が補助金の目的と一致していることを示す
②審査項目を漏れなく事業計画書に入れ込む
③加点審査項目を活用する
小規模事業者持続化補助金の申請を検討している人の参考になれば幸いです。
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