小規模事業者持続化補助金(以下持続化補助金)の第14回受付締切分以降の公募要領が公開されました。
持続化補助金についてと、第14回公募以降の変更点について簡単にまとめます。
持続化補助金とは?
小規模事業者持続化補助金(以下持続化補助金)とは、小規模事業者が行う販路開拓や生産性向上の取組に要する経費の一部を支援する補助金です。
持続化補助金には通常枠に加えて、「賃金引上げ枠」「卒業枠」「後継者支援枠」「創業枠」などの特別枠も用意されています。
詳しくは事務局である全国商工会連合会のホームページをご確認下さい。
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- 新しいお店や商品、サービスを宣伝したい
- 新しい商品やサービスの開発をしたい
- 売上を拡大するための設備を導入したい など
→販路を開拓したい事業者におすすめ!
申請類型一覧
類型 | 対象 |
通常枠 | 小規模事業者自らが作成した経営計画に基づき、商工会・商工 会議所の支援を受けながら行う販路開拓等の取組を支援。 |
賃金引き上げ枠 | 販路開拓の取り組みに加え、事業場内最低賃金が地域別最低賃金より+50円以上である小規模事業者※赤字事業者は、補助率3/4に引上げ |
卒業枠 | 販路開拓の取り組みに加え、雇用を増やし小規模事業者の従業員数を超えて事業規模を拡大する小規模事業者 |
後継者支援枠 | 販路開拓の取り組みに加え、アトツギ甲子園においてファイナリスト及び準ファイナリストに選ばれた小規模事業者 |
創業枠 | 産業競争力強化法に基づく「特定創業支援等事業」による支援を受けた日および開業日(設立年月日)が公募締切時から起算して過去 3 か年の間である、販路開拓に取り組む小規模事業者 |
補助率・補助上限額
通常枠・特別枠ごとの補助率・補助上限額は以下の通りです。
申請類型 | 補助上限 | 補助率 |
通常枠 | 50万円 | 2/3 |
賃金引上げ枠 | 200万円 | 2/3 (赤字事業者については3/4) |
卒業枠 | 2/3 |
|
後継者支援枠 | ||
創業枠 | ||
【インボイス特例】すべての類型において、インボイス特例要件を満たす場合は、上記補助上限額に50万円を上乗せ |
直近5回の申請状況と採択率
持続化補助金の直近5回の申請状況と採択率は以下の通りです。
公募回 | 申請締切日 | 採択発表日 | 申請件数 | 採択件数 | 採択率 |
---|---|---|---|---|---|
第12回 | 2023年6月1日 | 2023年8月23日 | 13,373 | 7,438 | 55.6% |
第13回 | 2023年9月7日 | 2023年11月27日 | 15,308 | 8,729 | 57.0% |
第14回 | 2023年12月12日 | 2024年3月4日 | 13,597 | 8,497 | 62.5% |
第15回 | 2024年3月14日 | 2024年6月5日 | 13,336 | 5,580 | 41.8% |
第16回 | 2024年5月27日 | 2024年8月8日 | 7,371 | 2,741 | 37.2% |
申請スケジュール
第17回 持続化補助金 | 申請受付締切日 | 未定 |
事業支援計画書交付の受付締め切り | 未定 | |
※弊所での受付期間は、申請までの日数や現在のご依頼状況によって判断いたします。
すでに受付期間が終了している場合もございますのでご了承下さい。
小規模事業者持続化補助金の流れ
小規模事業者持続化補助金の流れは以下の通りです。
補助事業の流れの詳細はこちらをクリック
①事前準備 : 補助金申請に向けて事業計画を立案する(目安:2か月以上が理想)
※GビスID取得、市場分析、競合分析、自社の経営状況の正確な把握、事業計画書の立案、作成等
②補助金申請 : 補助事業計画書を提出する
※申請は電子申請で行う
※事業計画書や申請事業者の証明書類等を提出
採択通知(補助金交付候補決定通知)・交付決定通知(目安:補助金申請から2~3か月後)
※経費の内容に不備がなければ、採択通知と併せて交付決定通知まで受けることが可能。
不備がある場合は、事務局からの補正指示や追加の書類提出を行う。
③補助事業の実施 : 事業計画書に沿って補助事業を実施する(目安:採択発表から6~8か月間程度)
※期間中に発注~納品~支払いまですべて完了させる必要がある
※計画に変更が発生する場合は事前の報告が必要となる
④実績報告 : 補助事業完了後に実績報告を行う。
※「実績報告書」および経費支払いの「証拠書類」の提出を行う。
補助金交付額の確定 : 実績報告に問題が無ければ「補助金確定通知書」が通知される(目安:実績報告から1~2か月後)
⑤補助金の請求 : 補助金精算払の請求書を提出する
⑥補助金振込 : 補助金清算払い請求書記載の振込先口座に補助金が振り込まれる(目安:補助金の請求から1~2か月後)
補助金清算払い請求書記載の振込先口座に補助金が振り込まれる。
⑦年次報告(事業化状況報告): 補助事業の取り組み状況を報告する(補助事業完了から1年後)
第14回以降の変更点とは
第14回受付締切分以降の公募要領においては、第13回までの公募要領から大きな変更はありません。
ただし第14回の補助事業実施期間は、第13回と比較してかなり短くなっています。
公募回 | 申請締切日 | 補助事業実施期間 |
---|---|---|
第13回 | 2023年9月7日 | 2024年7月31日まで |
第14回 | 2023年12月12日 | 2024年8月31日まで |
補助事業期間が短めなので、交付決定後は速やかに事業の実施を進める必要がありますね。
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